アレルギー症状のあるお子さんの「食に悩んでいるママ集まれ!」オンライン企画を開催しました
12月9日、オンライン(Zoom)でつながり、アレルギー(主に食物アレルギー)について講師に管理栄養士の富山彩氏をお招きして、学びと情報交換、今の悩みなどを共有しました。
この企画は、コロナ禍で集まって学習や情報交換ができないなか、オンラインを活用して、アレルギーのあるお子さんの食について、奮闘中のママに日々の悩みやモヤモヤを解消していただくことを目的に開催し、6名が参加しました。
食材の特性を知って上手に代替
食物アレルギー除去食のおもな原因食品 鶏卵・乳製品・小麦について、保育園給食の栄養士としての経験から卵や小麦粉を使わない調理のポイントについてお話しいただきました。
・思い込みによる過剰な除去は×。食べられる範囲(量)まで食べる。
・食べると症状が出る食物(原因物質)だけを除去。
・料理における材料の役割を知って、同じような役割の食材で代替。
例)卵 :肉料理のつなぎには片栗粉やすり下ろしたイモ類、レンコンで代替。
彩にはトウモロコシ・かぼちゃ、パプリカ、ターメリックなどの黄色の食材を使う。
牛乳:豆乳やココナッツミルクを使う。
小麦:米粉や片栗粉、トウモロコシ粉、おからで代用。
このほかにも、卵や乳製品、小麦粉が使えないときの工夫のヒントをたくさんいただきました。
参加者からのモヤモヤ解消コーナーQ&A
Q:栄養が不足していないか。バランスはどうなのだろう。
A:成長曲線に沿って成長していれば大丈夫。
Q:好き嫌いで食べてくれないものが多い。
A:風邪をひかない、元気で過ごせていれば大丈夫。
好き嫌いもおとなになって舌が鈍感になると食べられるものが増えてきます。ママはストレスになるけれど
気分や調子によって、食べたり食べなかったりするので、出し続けることがポイント。
Q:食事のバランスはどうなのだろう。
A:油脂や卵類を多く使う洋食より和食を基本としたレパートリーを増やすと楽にバランスがとれる。
少し品数が少ないなと感じたときなど信頼できるpal*systemの冷凍野菜をうまく使う。
(例:冷凍のかぼちゃ、ほうれん草をレンジで加熱して醤油をかけるなど。)
ホッと安心できる時間になりました
アレルギーがあって食べられない…栄養は足りているのかなといういちばんの心配は、「風邪をひかず、元気だったら大丈夫」「和食を基本に考えるといいですよ」という講師のメッセージで、一気に気持ちが楽になったみなさん。パルシステムの冷凍野菜を上手に活用するのもママが楽になれるポイントでした。
参加者からは、「参加者同士のお話や悩みを聞くことで、悩んでいるのは自分だけはないことがわかり励まされました」「専門家に直接、気になるところを聞けてとてもよかったです」また、「アレルギーがあるなしにかかわらず、好き嫌いのある子の食に悩むママにも参考になるお話でした」との声が寄せられました。
次回1月は少ない材料、簡単な道具で作るおやつ『もちもちパン』を作ります。 お楽しみに♪
次回1月は少ない材料、簡単な道具で作るおやつ『もちもちパン』を作ります。 お楽しみに♪