パルシステム神奈川のイベントレポートをご案内します。

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ぽかぽかパパ育児講座を開催しました

12月5日、新横浜国際ホテルにて「ぽかぽかパパ育児講座」を開催し、父子17組が参加しました。

講師は昨年同様、パパライフサポート代表、ファザーリングジャパンの池田浩久さん。池田さんは横浜市在住で4人の子どもをもつお父さんです。
男性の家事育児を広める活動を2012年から開始。横浜のパパサークル「横浜Daddy」で児童虐待防止プロジェクトを立ち上げたり、また神奈川県・横浜市青少年指導員を務め、小学校のおやじの会副会長など多数の団体に所属したりと、地域の子育てに積極的にかかわっています。
今回は講座のサポート役で三女のお嬢さんがいっしょに来てくれました。

パパ同士の交流

今回はパパとお子さんだけで参加していただきました

昨年はママの参加もありましたが、今回は新型コロナウイルス感染予防として父と子のみにし、また人数を絞っての開催となりました。

池田さんのプロフィール紹介のあと、隣のパパと自己紹介を行いながら交流タイム。最初は緊張気味でしたが、講座の間、何回か交流タイムがあり、講座が進むにつれて徐々に打ち解け、なごやかにお話ししている姿がほほえましく印象的でした。

パパと子の大切時間

日本では、子もちの有配偶者男性の家事・家族ケア分担率が18%と、世界と比べてとても低いことがデータを基にわかりました。

また、6歳未満の子どもがいる家庭での、パパの一日の平均家事育児時間は83分という調査結果(2016年度)があります。ママの一日の平均家事育児時間は454分で、一日あたり371分の差があり、子どもが就学するまでの6年間(平日のみ)で換算すると約1年分の時間(約8880時間)の差になるそうです。このような時代、ぜひ家族を中心において考えてほしいと池田講師からお話がありました。

パパと子どものかかわりをつくるために、朝ハグの時間、朝食時間、睡眠、外遊びの時間など講師が実践しているかかわり方をアドバイスしていただきました。 また知っておきたい子どもの病気や、子どもと接するうえで気をつけなければいけないことを具体的に教えていただきました。

夫婦のパートナーシップ、家事と育児は夫婦シェア

ママの産後うつや孤育てなどのお話しがあり、パパの育児参加が夫婦の関係性を良くするとデータを基にお話しいただきました。お互いの得意不得意を夫婦で話し合い、家事育児の分担を決め、相手へ感謝の気持ちを伝える大切さも伝授していただきました。

また、パパの産後うつやパタニティーブルーのお話もあり、パパ友をつくること、地域の子育て支援などのチーム育児の大切さを教えていただきました。

からだを使った遊び、絵本読み聞かせ

後半は子どもといっしょにからだを使った遊びや絵本読み聞かせを行いました。ダイナミックなおんぶのやり方やお父さんのぼりなど、パパならではの遊びを紹介。ママが選ばないような絵本を選ぶと子どもが喜ぶことも教えていただきました。
パパといっしょに遊べてとても楽しそうな子どもたち。笑顔や笑い声が広がっていました。

ダイナミックな遊びはパパならでは!

パパ目線での絵本選びについても教えていただきました

最後に「気になること」で虐待や不登校についても触れました。
「(働き改革のなか)親も子も社会も疲弊しているように見える。子どもたちにそのしわ寄せがいっていないだろうか。家庭が安心できる場にするために、パパはいい父親ではなく笑っている父親でありたい、ぽかぽかパパは、ママも子どもたちもみんな暖かく包みこむパパであってほしいと願います」と締めくくられました。

パルシステム神奈川ではこれからも、子育てをがんばるみなさんの応援をしていきます。

アンケートより

・あらためて、子どもとのかかわり方を考えるきっかけになりました。
・グループトークでふだん話すことのないほかのパパと話せてよかったです。
・子どもとのかかわり方の不安が少しなくなった。サポート体制を知ることができてよかった。
・絵本の紹介、遊ばせ方など参考になった。