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小田原特産の玉ねぎを苗から育てる「小田原玉ねぎを作ってみよう!(植え付け)」を開催しました

11月29日、小田原市曽我みのり館の近くの畑でNPO法人小田原食とみどり主催「小田原玉ねぎを作ってみよう!」を開催しました。今年は新型コロナウイルス感染症予防対策のため、参加者が密にならないよう午前と午後の2回に分けて開催し、組合員や小田原市民52家族160名が参加しました。

この企画は、小田原特産の玉ねぎ栽培をとおして、家族で気軽に農業を体験し、農薬や化学肥料に頼らない農業を知ることができる企画で、植え付け、草取り、収穫までの全3回行います。1回目の今回は、玉ねぎの植え付けを行いました。

生産者に教わって植え付け

はじめに、ジョイファーム小田原の玉ねぎ生産者である中戸川さんより苗の植え付け方を教わりました。浅く植えると風や雨で抜けてしまい、深すぎると変形してしまうそうで、ひと目で深さや間隔がわかるように手作りした割りばしを使って苗の植え付けを行いました。大きい玉ねぎを栽培したい場合は間隔を広くとり、逆にあまり大きくならないようにする場合は間隔を狭くするなどのアドバイスも受けました。

苗の植え付け方を教えてくれた生産者の中戸川さん

手作り割りばしを使って家族で植え付け

好みの大きさになるよう家族ごとに間隔を考え、根が穴からはみ出したり、すぐ倒れたりしないように、試行錯誤しながら120本の苗を植え付けました

植え付け前の畑

植え付け後の畑

カモミールの種まき

泥だんごをつくってカモミールを植えました

苗の植え付け後は、玉ねぎといっしょに植えると相乗効果で作物の生育をよくするというコンパニオンプランツのカモミールの種まきです。昨年は畑の周りに直に種をまきましたが、定着したカモミールが少なかったため、今回は泥だんごをつくり、その周りに種をまぶし畑の中に植えました。

この日は寒かったにもかかわらず、かえるなどの生きものも観察することができ、小田原の自然を実感できる機会にもなりました。

 

次回は3月28日草取りの予定です。農薬を使わずに育てるためには畑の草取りは欠かせない作業になります。玉ねぎの成長が今からとても楽しみです。

NPO法人小田原食とみどり

農業体験を中心とした交流事業をとおして、都市と農村を結び地域活性化や環境保全と地域資源が循環する社会づくりをめざす非営利活動団体です。小田原地域の耕作放棄地を活用し、農業体験 「農の学校」などを企画・運営しています。当組合では、小田原地域での耕作放棄地を活用した農業体験や生産者との交流企画などの業務を委託しています。