第6回「柑謝祭」を開催しました
11月1日、(有)ジョイファーム小田原の生産者の畑にて、みかんの収穫体験交流「柑謝祭(かんしゃさい)」を開催しました。今年は参加者が密にならないよう午前と午後の2回に分けて開催。組合員26家族76名、生産者11名、スタッフを合わせ合計で91名が交流しました。
今年で6回目の開催となった「柑謝祭」は、「小田原食と緑の交流推進協議会」主催の交流イベントのひとつで、今回は800名を超える応募がありました。当組合と(有)ジョイファーム小田原が中心となり設立した「小田原食と緑の交流推進協議会」は、小田原地域の活性化や地産地消、生産者・消費者の相互理解を深めることを目的に活動しています。
見晴らしのよい急斜面にあるみかん畑
チームごとに交流
当日は密を避けるため、屋外で開会式を行い、生産者と参加者が5つのチームに分かれ、みかん畑へ出発! 若手を中心とした生産者を先頭に、山の上にあるみかん畑までおよそ2kmの道のりをチームごとに歩いて行きました。
途中、みかんの選果場・貯蔵庫の見学や、みかんに関するクイズ出題ポイントもあり、生産者の話を聞き、楽しみながら産地や生産、みかんに関する知識を深めるとともに、イノシシやカミキリムシ被害など、栽培を取り巻く環境についても知ることができました。
急な坂道が続く場所もありましたが、山間から見える富士山や、相模湾、小田原市内を見下ろす風景にひと息つきながら、ついにみかん畑に到着! 緑の葉に映える鮮やかなみかん畑が見えた途端、山道で疲れていた表情が笑顔に変わりました。
みかんの選果場の様子
みかんに関するクイズ出題ポイント。わかるかな?
生産者との収穫体験は、なるほど!の連続
いよいよ、お待ちかねのみかんの収穫です。生産者においしいみかんの見つけ方や、刃先が丸く果実を傷めずに収穫できる専用のハサミを使って「2度切り」をする方法を教わりながら収穫しました。「2度切り」は最初にみかんから5mm~1cmの部分で枝を切り、次にみかんのヘタのぎりぎりのところで切ることで、収穫後に切り残した枝先が他の実を傷つけないための大事な作業だそうです。
みかんがなる位置により日当たりが違うので、同じ木でも味が違うことも教わり、「これは甘いぞ!」と自分が選んだみかんの糖度を測定したり、家族が採ったみかんとの味比べなども楽しみました。
「2度切り」に挑戦! 上手にできたかな?
みかんの糖度を測定してみました
今年は幸いなことに台風の被害もなく、みかんのできもよいそうです。日当たりがよい山は急斜面も多く、作業が大変ということも体験できました。
今年は新型コロナウイルス感染症対策で試食・試飲を中止しているため、産地自慢の商品紹介は説明のみとなりましたが、このような状況のなかでも、商品カタログで目にしたり、いつも食べている商品の生産者が、商品のおいしさ・こだわりや思いを直接伝えるだけでなく、生産者が参加者から元気をもらえる貴重な機会となりました。
■参加者から寄せられたメッセージの一部をご紹介
- 途中のクイズが楽しかったです。生産者の方とお話しがたくさんできてよかったです。
- 神奈川、小田原、サイコー! これからも大変ですが、がんばってくださいね~
- 土づくりや減農薬など、安心して食べられるしくみづくり、ありがとうございます。おいしく、楽しかったです!
- 生産の大変さが少し分かった気がしました。もっと感謝の気持ちを持って、大切に食していきたいです。さまざまなご苦労があると思いますが、これからもおいしいみかんを作ってください。
- 斜面での作業は大変だと思いますが、がんばってください。
- みかんがもっとだいすきになった。
みかんを抱えてチームごとに記念撮影