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  • 平和 国際活動

おうちでプチボランティア「ラオスの子どもに絵本を贈ろう」にご協力ありがとうございました

8月におうちでできるプチボランティアを開催しました。126世帯の組合員にご協力をいただき、160冊を超えるラオス語シートを貼った翻訳絵本が完成しました。翻訳絵本はラオスに送り、各地域の学校や図書館で使用されます。

絵本を通じた国際協力ボランティア

「ぐりとぐら」の翻訳絵本を読む小学生

ラオスの子どもの多くは、小学校に入ってから初めて文字に触れます。地域施設や家庭など、身近なところにラオス語の子ども向けの本が少ないため、子どもたちは文字を読む機会がなかなかありません。小学校に入学してから教科書だけで文字を覚えるのはむずかしく、文字の習得でつまずいてしまうことが、子どもたちの勉強がうまくいかない理由となっています。そのような理由で、小学校に就学しても学年末の進級試験に合格できず、再履修が続いて学校を辞めてしまう子どもたち少なくありません。その先の勉強はさらにむずかしくなってしまいます。

そこで、子どもたちが幼いころから本に親しみ、文字を覚えやすくなるように、日本語の絵本にラオス語の翻訳シートを貼って、現地に贈る取り組みが行われています。現地に送られた絵本はラオス各地に届けられ、学校の図書室や図書袋に設置し、学校以外にも地域で読めるように地域文庫などで活用されます。

プチボランティアで完成した絵本

「ラオスの子どもに絵本を贈る」取り組みは、特定非営利活動法人「ラオスのこども」の「ラオス語絵本プロジェクト」が実施しています。
当組合は、この活動に長く協力し「絵本のラオス語翻訳シート貼り」企画を毎年実施。平和・国際フェスタ「ハートカフェ」でのワークショップや、神奈川県内の小学校にて小学生向けの「絵本のラオス語翻訳シート貼り」を行ってきました。
2020年度は「おうちでできるプチボランティア」として、自宅で活動できる企画を開催しました。126世帯の組合員にご協力をいただき、160冊を超えるラオス語の翻訳絵本が完成しました。

参加した組合員からは「外国にも同年齢の子がいたり、図書館や学校があり学んでいると知り、子どもが興味をもつきっかけとなりました」「子どもたちが楽しく絵本を読んでくれたらうれしいです」などの声が寄せられました。
今回完成した翻訳絵本は、年末に国際小包で「ラオスのこども」現地事務局にお送りします。

みなさんのご協力ありがとうございました。