「JAいわて花巻交流 お料理教室」を開催しました
2月19日、長浦コミュニティセンター(横須賀市)にてJAいわて花巻の小山田美女会のみなさんにお越しいただき「JAいわて花巻交流 お料理教室」を開催し、組合員・役職員あわせて20名が参加しました。(主催:横須賀エリア)
小山田美女会は、「エコ・岩手ひとめぼれ」の米産地でもおなじみJAいわて花巻の女性生産者のみなさんで、産地交流の際にいつもおいしい郷土料理をふるまってくださいます。今回のお料理教室のメニューは、「ひっつみ汁」「がんづき」「祭り寿司(花椿)」「串だんご」の4つ。テキストを片手にまずは調理説明から始まりました。
郷土料理の調理スタート
まずは、がんづきのデモンストレーションです。がんづきとは、岩手県や宮城県を中心とした東北地方で農作業の合間のおやつとして食べられていたという郷土料理で、蒸しパンのようなものです。基本の作り方がテキストに書かれていますが、ふるいを使わない手軽な方法や味付けのバリエーションなど、「この順番だけ守っていればあとはやりやすく変えて大丈夫」とのアドバイスにみなさんメモを取る手が止まりませんでした。
がんづきのデモンストレーションの様子
コツを聞きつつ団子をこねるみなさん
引き続き、串だんごやひっつみ汁の調理へと進みます。ひっつみ汁は、小麦粉を練って固めたものをひっつまんで汁に入れ、季節の野菜といっしょに煮込む岩手県の郷土料理です。生地の固さを実際に触って確認したり、ひっつむ(平たい団子状にひっぱってちぎる)ポイントを教えてもらったりしながら調理しました。最後は祭り寿司の調理でしたが、予想とは異なる作り方に美女会の方の手元を目を皿のようにして見つめるみなさん。とくに最後の巻き上げ方にコツがあり、各テーブルで美女会のみなさんが手をとりながら教えてくださいました。参加者のみなさんが作った祭り寿司を切り、各メニューを盛り付けて完成です。
全員によく見えるようにご説明いただきました
祭り寿司のアドバイスは手取り足取りです
郷土料理を試食しながら交流を深めました
完成した郷土料理を前にみんなで「いただきます」をし、美女会のみなさんを囲んで試食を開始しました。ボリュームたっぷりなメニューとなりましたが、「これもおいしい、あれもおいしい」とどんどん減っていきます。また、「祭り寿司は帰ってから復習しないとコツを忘れちゃいそう」と調理のコツを再確認したり、その他の郷土料理やアレンジ料理を教えてもらったりなど、話し上手な美女会のみなさんとの交流は笑いの絶えない楽しい時間となりました。
ボリュームたっぷりのおいしそうなテーブルになりました
交流を楽しみながらおいしく試食しました
終わりの挨拶では、20年以上にわたり続けられているJAいわて花巻と当組合の年4回の産地交流の説明があり、次回の産地交流の紹介がありました。壁に貼られた今までの産地交流の様子も見つつ、「ぜひ行ってみたい!」との声とともに「JAいわて花巻交流 お料理教室」を締めくくりました。