「キャシュレス時代の決済 学習会」を開催しました
9月20日、新横浜本部にて「キャッシュレス時代の決済」学習会を開催し、組合員、役職員含め48名が参加しました。
急速なキャシュレス化に不安の声も多く聞かれることから、小野法律事務所の小野仁司弁護士をお招きし、昨今の決済についてお話しいただきました。
多様化するキャッシュレス決済
「政府主導のもと、多様化するキャッシュレス決済ですが、法律の規制が全く追いつかず、一方で今後どのような規律を行うべきかと議論がされているところです。」冒頭にキャッシュレスの現状についてお話しがありました。
その後実際にあった消費者被害の具体的事例をあげ、クレジットの仕組みについて、ときに笑いを交えながら、難しく感じられがちな法律に絡む内容も分かりやすく解説いただきました。今では当たり前のように使用しているクレジットカードも、日本人は慎重であるが、仕組みまで考えずに利用していることが多いなど、改めて気づくことができました。
キャシュレスの不安はどうすればよいのか
決済の仕組みや現在法規制があるものについて解説いただいたあとは、消費者はどうすればよいか、小野氏ご自身の考えも交えお話されました。先ずは取り扱う業者のセキュリティが安全かどうか、またどうしても被害に遭ってしまった時には少しでも早い段階で消費生活センターなどに相談すべきなど、様々な決済手段を利用する際の注意点も示されました。
利便性や皆が使うなど、安易な利用は多重債務につながりかねないので、充分に注意しなくてはなりません。小野氏の講演をお聞きし、煽られ迷っていた不安が払しょくできたとの声が聞かれました。
キャッシュレス決済が多様化する今こそ、金融教育の必要性を感じました。
参加者の声
・世の中の流れがこのようになり、キャッシュレス決済を使わなければいけないと思い、不安で参加した。
深いことが聞けてよかった。他では聞けないと思う。
・ポイント還元がさかんにテレビで言われ迷っていた。よかった。
・情報にあふれどうしたら良いか悩んでいます。今回、基本的なことが整理でき次の段階に進めそうです。