小田原にて「生産者と育てよう!みかんの木」草取りを行いました
9月14日、小田原市根府川の畑で「生産者と育てよう!みかんの木」を開催しました。8組26名の組合員が参加し、畑の草取り作業をとおして小田原生産者との交流を深めました。
以前はみかんの一大産地であった小田原地域ですが、近年は農業の担い手が少なくなり荒廃地が増えています。そういった耕作放棄地をみかん山として再生し、生産者と消費者が交流できる場にしようと(有)ジョイファーム小田原が中心となって計画し、2016年3月に組合員とともにみかんの木を植樹しました。その後は草取りや摘花などの作業を通じた交流企画でみかん畑の手入れを行っています。
みかん畑のお手入れ
台風15号の影響も心配されましたが、大きな被害もなく当日を迎えることができました。当日は曇り空で比較的作業のしやすいなかで、みかんの木のお手入れをすることができました。
今回は、みかん畑一面に広がる草取りを行いました。7月に1度生産者が機械を使って草刈りを行いましたが、どこから手をつけてよいかわからないぐらい、雑草が生い茂っていました。生産者の指示に従い、参加者はみかんの木の周辺を重点的に、草取りをしました。
少しずつ生長しているみかんの木
雑草が生い茂っていました
生産者に聞きながら草取り
みかんの木の生育状況や雑草の種類、その特徴などを、参加者は生産者から聞くことができ、草取りをしながら交流を深めました。
生産者との交流タイム
草取り後は「緑(あお)みかん」(※)をしぼった、みかんジュースづくりをしました。家族ごとに分かれ、緑みかんをしぼり、炭酸水を入れて完成。その至極の一杯を片手に、みんなで乾杯! 草取り作業で疲れたことも忘れるくらいおいしいみかんジュースをつくることができました。
※緑(あお)みかん:木を大きくするため、未熟なまま実を落とす「摘果」したみかんのこと
最後に、各家族から当日の感想を発表してもらいました。「貴重な体験ができた」「草取り体験をとおして、生産者の苦労がわかった」などの声が上がりました。この交流をとおして、参加者が産地・生産者への理解を深めることができる企画となりました。
子どもたちもお手伝いした「緑(あお)みかん」ジュースづくり
がんばったみなさんで記念撮影
産地レポーター報告
パルシステム神奈川ゆめコープでは、産地交流などのイベントに参加した際、感想や産地へのメッセージを投稿いただく「産地レポーター」を募集しています。今回参加した組合員が投稿してくださったレポートを掲載します。
ペンネーム:果物と虫大好きさん
雑草がすごくたくさん生い茂っていて、農薬や除草剤をなるべく使わずに栽培することの大変さを感じました。虫もとてもたくさんいて、みかんの木が自然のなかで育っているように感じました。
草取りの後、みかんをしぼってジュースにしていただきましたが、とってもとってもおいしかったです!
ジョイファーム小田原の方々やパルシステムの方々はみなさんとても優しくて、子どもたちがすごく懐いていました。
これからもがんばってほしいです!
ジョイファーム小田原のお兄さんとあっち向いてホイ