広島で平和について考えよう 「2019ヒロシマ子ども平和スタディツアー」
8月4日から6日の3日間、神奈川県内の5生協(ユーコープ・生活クラブ・やまゆり・富士フイルム・当組合)と神奈川県生協連と協力して、ヒロシマ子ども平和スタディツアーを実施しました。
ヒロシマ子ども平和スタディツアーは、命の尊さと平和の大切さについて考え、伝えることを目的として、平和記念公園、平和記念資料館、旧日本銀行資料室などを見学、子ども平和会議、折鶴奉納、平和記念式典に参加し学びました。
1日目 平和記念公園内碑めぐり・平和記念資料館
平和記念公園では強い日差しの中、2班ごとに分かれて平和の鐘や原爆死没者慰霊碑などを見学しました。学生ボランティアである班長から「優しく鳴らしてね。大切な鐘なんだよ」と説明を受け、子どもたちは鐘を鳴らし鐘の表面に浮き彫りにされた文字や地図を見て、どんな意味なのかと考えていました。 資料の見学ではメモを取ったり写真を撮ったり、真剣な面持ちでした。途中で資料に食い入るあまり、見学途中で「もうカメラの電池がないよー」という子も。 寝る前に行った班ミーティングでは、見学した感想などを交わし「被爆者の写真が怖かった」など新設された資料館のやけどの写真や絵の展示が印象強かった様子でした。
2日目 子ども平和会議・折鶴奉納
朝食をホテルのバイキングで楽しくしっかりと食べた子どもたちは、日生協の開催する子ども平和会議に参加し、全国の生協から参加している同年代の子どもたちと意見を交わし、自分にはない考えや意見に刺激を受けていました。 爆心地見学、折鶴奉納を行い、暑さ対策のアイスを食べて笑顔で交流をしていました。 班ごとの発表に向けてのミーティングでは気持ちを切り替え、それぞれの担当の見学施設や資料について話し合い、自分の考えを紙に隙間なく書き込んでまとめていました。
子ども平和会議のようす
3日目 平和記念式典
平和記念式典会場へ向かい、式典の様子をモニターで見守っていました。途中、雨が降ってしまいましたが、子どもたちは広島市市長や子ども代表の言葉に聞き入っていました。黙とうも行い、式典参加後は袋町小学校資料館や旧日本銀行資料室を見学。壁に残された当時の伝言などを書きとめ、金庫の見学では「大きい!」と扉の厚みと大きさに驚いていました。見学中、参加者の子どもたちは互いにコミュニケーションを取り、時に読めない漢字やわからないことについて疑問を言葉にしながら、真剣に展示物を見つめていました。 新横浜に戻り、保護者の方々と帰る際には笑顔で仲良くなった子やスタッフに手を振って分かれました。
集合写真
8月24日の報告会での班ごとの発表で、子どもたちの成長したところを見ることが今から楽しみです。
【平和宣言】広島市長より平和宣言が届きました
・広島市ホームページ http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/genre/1001000002121/index.html