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「JAいわて花巻 初夏の交流」を開催しました

6月8日・9日の2日間、岩手県花巻市東和町にて、組合員10家族36名、理事・役職員含め39名が参加して行われました。

JAいわて花巻と当組合の交流は、20年以上にわたり続けられてきました。この交流には、生産者との顔の見える関係を通じて、組合員のみなさんに生産者が米作りにかける想いを感じて欲しい。そして生産者には組合員の声を直接聞き、ふれあうことで、日々の農作業の励みにしてほしいという想いがこめられています。

1日目 田んぼの体験~郷土料理を囲んで生産者と交流

田んぼにはどんな生き物がいるのかな?

1日目の花巻は朝から雨模様でしたが、参加者が交流田に着くころには雨もやみ、作業するには快適な天候となりました。

まずは生き物観察です。(株)全農ビジネスサポート職員による説明の後、実際に田んぼに入り生きもの観察をしました。田んぼには、ヤゴやどじょう、ゲンゴロウの幼虫や蛍の幼虫の餌となるカワニナもいて、農薬を使用していないきれいな水だということがわかりました。

生きもの観察のあとは、田んぼの草取りです。春に植えた苗は元気に育っていましたが、雑草も元気よく生えていました。苗に栄養がたっぷりいくよう、米作りに草取りは欠かせません。生産者の苦労を体感しました。

初めて田んぼに入ったよ

おたまじゃくしもたくさんいるよ!

一つひとつ手作業で草を取ったあとは、雑草の防止になる米ぬかを撒いて作業は終了です。

 

子ども達も積極的に作業しました

お土産に玉ねぎをいただきました!

夕食は生産者との楽しい交流会です。小山田美女会(女性生産者)の方々による地元の食材を使った郷土料理と炭火で焼いたお肉を堪能しました。

流しそうめんも初体験!

地元の野菜を使った天ぷら

2日目 牛舎見学~成島和紙工芸館で和紙作りを体験

2日目は牛舎見学です。広い緑の大地の中でのびのびと草を食べているところを間近に見ることができました。機械でサイレージを巻くところは初めて見る参加者が多く「お~!」と感動の声があがりました。

子牛が元気にかけていました

重くて運ぶのは大変だね!

成島和紙工芸館では日本最北端の和紙作り職人としても活躍している生産者(和紙の先生)に教えていただき、ためすきという方法で和紙作りにチャレンジしました。思い思いの文字や絵、手形など親子で体験しました。

どんな絵を描こうかな

素敵な作品ができました☆

昼食は小山田美女会の皆さんによる、手作り弁当と釡炊きごはん、だまこ汁をいただきました。青空の下で食べる岩手のお米は絶品!おかわりをする子どももいました。

 

美味しく炊けるかな?

岩手の恵みをいただきました

天候にも恵まれ、産地の初夏を感じる2日間となりました。JAいわて花巻の生産者のみなさん本当にありがとうございました。今後の予定は、稲刈り交流(9月28日・29日)、冬の交流(11月30日・12月1日)と続きます。ぜひ、ご応募ください。

交流田んぼでの記念撮影 貴重な体験ができました