市民のつながりで地域課題を解決 「市民活動応援プログラム報告・交流会」を開催しました
2019年5月29日、横浜市中区・ラジオ日本クリエイト会議室にて「市民活動応援プログラム報告・交流会」を行いました。支援した16団体33名、中間支援組織、当組合の組合員や役職員など65名の参加をいただきました。
経済格差や子どもの貧困、外国人の孤立、大量の食品ロス、8年経った今もなお続く東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故の影響による健康や生活の不安。地域には、さまざまな課題に対して、それぞれの立場で取り組んでいる市民団体がいます。
市民活動応援プログラムは、そういった団体を資金面で応援することを目的に2000年にスタートし、開始以来19年間の支援金は371団体に対し累計総額7,403万円になりました。
また、資金の助成だけでなく、市民団体同士、そして市民団体と当組合との交流を通じて、連携を模索するために報告・交流会を毎年開催しています。
表彰式
組合員から寄せられた賛助金で、応援カンパ人数が最も多かった団体に贈られる「組合員応援賞」には、福島県楢葉町の子どもたちを神奈川の山北町に招く保養プログラムを行っている「福島子ども・こらっせ神奈川」(横浜市)に。
市民活動支援運営委員会が、地域での充実した活動と社会的意義を特に高く評価した団体に贈られる「運営委員会特別賞」は、子ども食堂と学習支援のほか、職業体験や農業体験など、地域の人々が子どもを支え、地域の中で育てる活動を行っている「NPO 法人未来経験プロジェクト」(平塚市)、手話ダンスの普及をつうじて、聴覚障がい者と健聴者が支え合う地域社会となるよう活動している「要約筆記と手話 ひまわり会」(座間市)の2団体に、贈られました。
加世田恵美子氏による講評
当プログラムの運営委員として参加した「認定NPO法人市民セクターよこはま」の理事で、「にしく市民活動支援センター」のセンター長でもある加世田恵美子氏から講評をいただきました。
「活動は人と人との繋がりがとても大切。まずは、話すことからはじめてください。」などのお話をいただきました。
市民活動団体との交流
交流タイムでは前半と後半にわけて、市民団体のブースをお互いに訪問しあい、市民団体同士や中間支援団体、組合員や役職員との交流する時間をもちました。
参加者団体からは「団体の運営のしかたが参考になった」「他団体とつながりがもてた」などの感想をいただきました。また、今年は昨年よりも交流時間を増やしましたが、それでも「もっと時間が欲しかった」などのお声をいただき有意義な時間を過ごせたようでした。
交流の様子
さまざまな地域の課題について話し合い、連携をとおして情報やアイディアを共有することで、今後の活動の広がりへとつなげていってほしいと考えています。 2019年度で20年目を迎えますが、時代にあった地域での課題解決をすすめるため、支援を続けて参ります。
今後の市民活動応援プログラム
第20回2019年度市民活動応援プログラムの詳細は7月の中旬頃に確定し、 当組合ホームページや神奈川県内の市民活動サポートセンターなどを通して募集予定です。
詳細は「市民活動応援プログラム」のページをご覧ください。