たまり場とよだ運営委員会
当組合では、市民活動応援プログラムの支援団体について、支援金の使途状況や近況などをうかがうため、各団体を訪問しています。
たまり場とよだ運営委員会
2017年の社会福祉協議会メンバーなどでの子どもの貧困、居場所づくり、多世代交流など地域課題についての議論を受けて、誰もが参加できるみんなの居場所「たまり場とよだ」を発足した団体です。
月に1回の「たまり場とよだ」では、ボランティアの方々が作ったカレーが中学生以下の子どもには無料、おとなには300円で提供されます。子どもたちは友だちと誘い合って来場し、食事やおしゃべりや遊びを楽しみながら過ごします。保育園帰りの親子連れが来場し、ママ友同士の交流の場にもなっています。ここ数カ月の来場者は200名前後となっています。
所在地:横浜市栄区豊田地区
ホームページ:なし
訪問当日、学校が終わった子どもたちが続々と来場し、賑やかな会場でカレーを食べる様子を見ることができました。14時頃から調理をされているボランティアの方も、朗らかに来場者を迎えられていました。その様子から、家庭、学校、保育園、仕事場などとはまた別の地域の人にとっての「居場所」となっているのがうかがえました。ボランティアの方々にとってもそこは交流の場でもあるようです。
「子ども食堂」ではなく、「たまり場」としているところにこの団体の特徴はあります。地域の誰もが気軽に来られ食を囲む「居場所」は、貧困や子どもや高齢者の孤立、地域の中での人と人とのつながりの希薄化、多世代交流の機会の不足などの地域が抱える課題を解決する場となり得ます。大きな可能性を持ったこの団体の活動を今後も応援していきたいです。
【支援金、賛助金活用状況】
毎月1回の「たまり場とよだ」のカレーの材料費、季節のイベントの費用に使われています。
【課題】
カレーの材料費の高騰により財政状況が厳しいこと、運営メンバーに若い世代を呼び込むことが課題となっています。
かまくらベーカリーさんからパンの提供があります
甘口と辛口が選べるカレーです
ボランティアの方々が温かく来場者を迎えます