地域のお茶の間研究所さろんどて
当組合では、市民活動応援プログラムの支援団体について、支援金の使途状況や近況などをうかがうため、各団体を訪問しています。
地域のお茶の間研究所さろんどて
目の前の社会課題に向き合い、独りぼっちをつくらず、周りの人に関心と感謝を持ち、ともに幸せに生きることを参加型でめざしています。食を中心とした居場所やサロン、ひとり親支援、子育て支援、食支援、また傾聴の学びをとおして自分を知り、お互いが幸せにくらせる地域を作りたいと思い活動しています。
所在地:茅ヶ崎市
ホームページ:https://salondethe.org/
今回は「地域のお茶の間研究所さろんどて」が運営する拠点の1つ「かんさんち」で開催された『読書会@のん木』に訪問しました。
当日は、主催者含む6名で開催。読書会は「悪魔の辞典」(※)という本を使って、楽しくおしゃべりする企画でした。まずは、自己紹介を含めた参加者個人が共感した単語や内容をしゃべっていきます。その理由を自身の経験などからお話をひろげていきますが、その場がすぐに盛り上がっていきます。
後半は、主催者側が取り上げた単語をお題として、各自に考えてもらい発表し合うという流れで、終始笑いが絶えずに楽しく組み立てられた企画でした。
※「悪魔の辞典」とは、さまざまな言葉の意味をまったく別の角度から再定義したアンブローズ・ビアス作の原案に、ビアスに魅せられた日本の出版社が作った500単語からなる新しい『悪魔の辞典』です。その書籍名から怖いイメージがありますが、ユーモアたっぷりの内容で、話をひろげることにとても有効なツールです。
【支援金、賛助金活用状況】
支援金を必要とする理由としては、本をとおして地域の人とつながりたく「まちライブラリー」として松が丘の空き家を利活用した新規事業の準備と活動の周知を目的として、必要な物品購入や講師料に充てたいという内容でしたが、そのとおりに活用されていました。助成金で作成したリーフレットなどをいただきましたが、落ち着いたデザインで、とても見やすくわかりやすいものでした。また、講師料などは講師の方々の配慮もあり出費が予定より少なく済んでいることから、残りの助成金もこれから有効に使っていきたいとお話がありました。
【市民活動支援金を受けての感想】
制度に対しては、とくに意見はないとのことでしたが、なかなかこのような活動に助成してもらえる制度がないことから、この市民活動支援金と出合って助成金をうけられたことに感謝しているという言葉をいただきました。
【パルシステム神奈川に期待すること】
活動の継続と発展には、他団体との連携が必要と感じており、さまざまな団体とコラボして地域づくりをしていくことで、さらに参加が広がっていくのではないかと考えています。
活動の中であまり経験してこなかった分野に対して必要となる場面があります。そのときに経験のある方々に、私たちがこれまで整えてきた体制や拠点を活用してもらうなどの連携は活動を展開するうえで相互に利点があります。
現在も茅ヶ崎市、社会福祉協議会、地域包括支援センターと必要な人に支援がつなげるように連携しており、市民活動サポートセンターとは、団体の運営のノウハウについて連携をしています。また、子ども食堂が抱える課題が、それ以外の市民活動団体の課題と被る部分が多くあるので、今後はサポートセンターと市民団体の活動を支える実践者として、中間組織的な活動をめざしているため、それに向けた協力などを期待します。
読書会の様子①
読書会の様子②