市民活動応援プログラムの支援団体について、各団体の訪問・ヒアリングを行い、支援金の使途状況や近況などを確認し報告します。

  • 第24回助成
  • 子どもの健全育成

特定非営利活動法人 スマイルオブキッズ

当組合では、市民活動応援プログラムの支援団体について、支援金の使途状況や近況などをうかがうため、各団体を訪問しています。

特定非営利活動法人 スマイルオブキッズ

病気や障がいのある子どもとその家族の経済的、精神的負担を軽減するため、滞在施設の運営、きょうだい児保育、家族の交流の場の提供などの事業を行っています。
利用者の立場に立った運営を理念に掲げています。利用料を極力おさえたり、あたたかいホスピタリティと衛生的で快適な施設環境を整えたりして、利用者を迎えています。

所在地:横浜市南区
ホームページ:https://smileofkids.jp/index.html

訪問した日は、施設内を案内していただき、理事長、事務局長、施設長にお話をうかがいました。患者・家族の宿泊については年間3,000人~4,000人(家族数にすると350~400家族、月30家族)の利用があり、コロナ時に減っていた利用者の数が、コロナ前の水準に戻っているとのこと。必要とする方への情報は、こども医療センターのお知らせに同封したり、センター内の相談窓口からの案内などをとおしてお届けしているそうです。多くの方の利用を支えるボランティアの方は80名もの登録があり、口コミで広がり、最近では若い学生の登録も増えています。活動は多くの寄付に支えられており、それらへの感謝の気持ちや誠意を大切にされていることがうかがえました。

自身や家族が困難なストレスを感じやすい状況でも、「リラのいえ」に来ることをよろこぶお子さんがいるそうです。また、理事長からは「第二の我が家」、利用者の方からは「最後の砦」という言葉もありました。スタッフの方・ボランティアの方々が協力してあたたかな気持ちと空間で利用者を迎えることをていねいに行われており、利用者にとって、もしもの時に受け入れてくれる場所として信頼されているのがうかがえました。

支援金・賛助金は、申請通りインタビューボード、のぼり、活動紹介パネルなどの制作費用に使われ、イベント参加時に広報ツールとして利用されたり、団体内外に団体や活動の認知を訴えかけるものとして有効に使われていました。

「リラのいえ」は患者・家族滞在施設としての機能だけでなく、訪れる人の心を温かく癒やす居場所でもありました。

施設のエントランスと清潔に整えられた滞在用個室

広報ツールとしてのインタビューボード

活動紹介パネル