特定非営利活動法人 ロクマル
当組合では、市民活動応援プログラムの支援団体について、支援金の使途状況や近況などをうかがうため、各団体を訪問しています。
特定非営利活動法人 ロクマル
60代以降も自分に合った働き方や生き方を選び取れる地域社会をめざして、地域食堂事業などに取り組んでいます。
コロナ禍で「地域のつながり」が分断されたなか、手紙付きお手紙お弁当の宅配を開始。利用者や活動の担い手に男性は少なく、「手紙が嫌」「知らない人に声をかけづらい」などの意見を得ました。そこで、高齢男性は元気なうちに地域参加するきっかけづくりが必要と認識。パンづくりを通した、定年後の男性の地域交流を試み、2024年6月で1年を迎えます。
所在地:横浜市
ホームページ:https://rokumaru60.info/
今回は、定年後の男性がパンづくりで地域とつながる「パン職人から学ぶ」パン講座へ訪問しました。
訪問したのは、毎月第1土曜日開催の4月6日。2023年からスタートし、大人気企画で毎回応募多数、現時点で7月まで予約はいっぱいでした。参加者は親子連れ6組ほど。そのほかお昼時になると地元の方々がパンを食べに来ていました。講座の司会進行、運営すべてパンじいちゃんが積極的に担当。パン作りをとおして、参加者とのコミュニケーションも活発に行われていました。参加者から質問(パンの作り方に関して)がくると、とてもイキイキと回答していました。
支援金・賛助金は当初の申請通り、パンじいちゃんによる「子どもと高齢者のためのパン食堂」の活動、会場費で使用されていることを確認しました。パンは仕込みがあるため2日間の会場予約が必要なため、1回の活動で会場費として、(15,000円/日×2日)30,000円がかかります。コミュニティを生み出しやすい立地のよさ、使用勝手から会場選定。同条件で会場費が抑えられる会場があるのが理想とおっしゃっていました。
助成金は活動が自走していくためのきっかけ。意見を交わすことで課題の共有や協力関係を築いていけることを大切にしています。
講座を進行するパンじいちゃんと参加者の様子
地元の方がパンを食べにきます
店頭に並ぶパン。なかには地元都筑区産の小麦を使ったパンも