NPO法人 にゃぶ・猫を保護する人を増やす会
当組合では、市民活動応援プログラムの支援団体について、支援金の使途状況や近況などをうかがうため、各団体を訪問しています。
NPO法人 にゃぶ・猫を保護する人を増やす会
外で暮らしている猫を一匹でも多く保護し、その数を減らしたい。その思いから横浜市泉区を拠点に2002年から保護猫活動をしています。
所在地:横浜市泉区
ホームページ:https://nyab.info/
今回は、預かりボランティアのお宅(27、8匹の保護猫を預かり)へ訪問し、ヒアリングを行いました。
【支援金、賛助金活用状況】
申請どおり、猫を保護するにあたりかかる日常的な費用(入院費)として、2,3月の未払い入院費(50万円くらい)に支援金&賛助金を充てていることを確認しました。
神奈川県NPO伴走応援プログラムからの助成(21万円)は、譲渡会の運営費用に充てたこと、その他、費用負担の大きい医療費は横浜市のふるさと納税を活用した寄付(5万円)を充てたことも報告を受けました。
【訪問時にうかがった現状や課題など】
①現状
・里親に譲渡するまでの経費はずっと持ち出しになっている。支出に追いつかない部分はあるけれど、インスタなど多方面、多くの方から支援をいただき、なんとか継続できている現状がある。
・保護猫は増えていくなか、預かりボランティアや里親になってくださる方も一定数はいるが、追いついていないのが現状であり課題でもある。
・24年度保護猫数123匹、譲渡成立81匹。(里親になるにも条件があるため、不成立のケースもある ※小さい子どもがいる家庭はダメなど)
・預かりボランティアは、現在20数名。預かりボランティアのところで保護されている猫数は、138匹。
・1回の譲渡会で、多いときで4,5匹の成立がある。
②課題と想い
・里親と預かりボランティアの人を増やすこと
・実際に活動を行うと自力で野良猫を保護する人はとても少数なんだということがわかった。気持ちはあるけれど、どうしたらいいかわからない。このような会があることで、気持ちある人が行動できるようになる。(保護する方法から里親に出すまで)そういった方とよりつながれるようにしたい。
・野良猫を保護するのが普通の文化になるといい。せめてペットショップから買うのではなく、野良猫の保護をすることから猫を飼うになるといい。
・行政が保護猫にかかる費用を負担してくれるといい。
【パルシステム神奈川への期待】
・日常の医療費、食費への継続的な支援(県や泉区は本体の運営費には及ばない支援になる、限定的な支援になるため)。
・他団体(助成団体)といっしょに活動資金集めのためのフリーマーケットやチャリティーがあるといい。

預かりボランティア宅での保護猫の様子①

預かりボランティア宅での保護猫の様子②