市民活動応援プログラムの支援団体について、各団体の訪問・ヒアリングを行い、支援金の使途状況や近況などを確認し報告します。

  • 第24回助成
  • 地域づくり

たまプラーザ・みまもりあいプロジェクト~やさしさのエネルギーチャージ~

当組合では、市民活動応援プログラムの支援団体について、支援金の使途状況や近況などをうかがうため、各団体を訪問しています。

たまプラーザ・みまもりあいプロジェクト~やさしさのエネルギーチャージ~

「みまもりあえる街づくり」をめざして、今まで『他人ごと(ひとごと)』だった地域課題についても『自分ごと』、地域の『自分たちごと』として捉えるきっかけを作るためのツール「みまもりあいアプリ」と「みまもりあいステッカー」を活用しながら、月1回、たまプラーザ駅から徒歩圏内の3丁目カフェをメイン会場とした「ある人・ない人カフェ」を開催している団体です。「ある人・ない人カフェ」とは、認知症のある人・ない人、障がいのある人・ない人、ネット環境のある人・ない人、悩みのある人・ない人、地域の皆が集って語り合う「オンラインカフェ」です。大きな社会的課題のひとつ「認知症」を入り口としています。1回につき平均して18~23名ほどの方が参加しています。

所在地:横浜市青葉区
ホームページ:https://tamaplaza-mimamoriai.fc2.net/

訪問当日の「ある人・ない人カフェ」にはオンラインでは30名ほどの方が参加されていました。免許返納についてや認知症カフェや居場所づくりにおいて大切なことについてゲストスピーカーの方々が参加者の質問に直接答える時間もありました。当事者の方の声を聴き、お互いに語り合うことで、共感が生まれ、認知症への理解が深まり、日常へ還元できる気づきを得られる場をめざしています。

当団体は年に1回、認知症のある人もない人もいっしょに演奏する「3丁目バンド」の演奏会も行っています。「認知症になっても心は生きている」ということを本人も周りの人も感じられるイベントです。

「正面から認知症を伝えても伝わりづらい」との考えで、「認知症」という課題への工夫を凝らした、当事者目線に立ったアプローチを行っている団体でした。会場近隣の地域の人の認知も得て、そこから広がって地域と結びついた団体・活動となれば、居場所・語り場としてももっと発展していく可能性があると感じました。

【支援金、賛助金活用状況】
毎月開催のある人・ない人カフェの会場費や講師への謝礼、運用技術人件費などに使われています。

オンラインで開催中の「ある人・ない人カフェ」の様子