市民活動応援プログラムの支援団体について、各団体の訪問・ヒアリングを行い、支援金の使途状況や近況などを確認し報告します。

  • 第24回助成
  • 子どもの健全育成

通訳・翻訳グループ カムオン・シェシェ

当組合では、市民活動応援プログラムの支援団体について、支援金の使途状況や近況などをうかがうため、各団体を訪問しています。

通訳・翻訳グループ カムオン・シェシェ

言葉や文化の壁のあるなかで子育てをする外国人が、地域で安心して子育てができるようにと、地域で子育てを経験してきた外国人ママが、今困っている外国ルーツ家族を支える循環型の活動をすすめています。外国人理解啓発や、多言語情報の発信などを行い、日本人も外国人も同じように安心して子育てできる地域になってほしいと願い活動をしています。

所在地:横浜市瀬谷区
ホームページ:https://camonxiexie.jimdofree.com/

【支援金、賛助金活用状況】
この間「おやこにほんごくらぶ」や「夏休み宿題ひろば」など、外国ルーツの親子を主体とした企画を実施してきましたが、単身の方も増えていることから外国人も日本人もいっしょにおしゃべりができて、相談もできて、日本文化を知ることができたり、生活情報を知れたりする居場所として「多文化交流カフェ ふらっと」を始めました。訪問した日は開催初日で、午前中はアンデスダンスサークルを開催し、音楽に合わせてたくさんからだを動かしていました。午後は、SNSなどで情報を見てこられた外国人男性が1名参加しており、帰り際にさっそく次回の約束をしているのを見て、この場所の価値を感じました。

 

【大事なこと】
大事なことのひとつとして、やさしい日本語ハサミ(はっきり、さいごまで、みじかく)で話すということです。日本語は日本人が思っている以上にむずかしく複雑で、同じような言葉が複数あることから理解することが非常に困難とのことです。そこで、やさしい日本語教室をおもにオンラインで行っている「せやにほんごプロジェクト」との連携が生まれ、当日も2名ボランティアとして参加していました。
避けられない理由などから瀬谷区をはじめ、県内に移住する外国ルーツの方は増えてきています。何も知らない土地で不安のなか、教えてもらえるはずの窓口ではむずかしい日本語の案内や説明。行政手続き、病院に行くときなどどうしても必要なことに対しても、頼れる場所や人がいない。この現実を変えるために活動を続けています。尚、活動を継続させるため、利用者には負担のない程度に運営にかかわっていただき、循環するしくみも大事にしているとお話がありました。

 

多文化共生社会のなかで、誰もが幸せにくらせるようになるために、この活動の意義を感じました。

アンデスダンスの様子