パルシステムでは、利用者(消費者)の代表が監査人として参加する「産地の公開確認会」を通じて「自分たちの目で確かめる」を実現しています。
公開確認会について
公開確認会とは、農畜産物の栽培、出荷、ほ場管理などの工程を組合員自身がチェックし、透明性ある生産・流通体系を確認するしくみとして、1999年から実施しているパルシステム独自の取り組みです。
北は北海道から南は九州、さらに海外の産直産地まで、その取り組みは広がっています。生産状況などを正確に把握するため、組合員は事前に「基礎学習会」「事前学習会」(※)を受講してから産地に赴きます。そして生産者に栽培データなどを公開してもらい、監査項目に沿って確認を行っています。
生産者にとっては、栽培基準、栽培履歴、ほ場台帳など、公開確認会のために整備するデータは膨大でその負担も大きいのですが、その努力や価値を客観的に認められ、利用者の顔や声が聞ける貴重な場でもあります。
パルシステムでは、利用者(消費者)の代表が監査人として参加する「産地の公開確認会」を通じて「自分たちの目で確かめる」「食の安全性確保」を実現していきます。
※2021年より初級監査人講習会は「基礎学習会」に、中級監査人講習会は「事前学習会」に名称変更しました。
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鹿児島くみあいチキンフーズ公開確認会の様子(2018年開催)
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JA佐渡公開確認会の様子(2019年開催)
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やさか共同農場公開確認会の様子(2022年開催)
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有限会社大牧農場公開確認会の様子(2023年開催)
「基礎学習会」「事前学習会」って?
事前学習会でのグループワークの様子(2023年開催)
組合員が、日々食べているものを、自分で直接産地に足を運んで確認することは、他生協でも、ましてやスーパーではむずかしいことです。パルシステム独自の取り組みである公開確認会にぜひ参加してください。そのための学習会として「基礎学習会」「事前学習会」があります。「基礎学習会」「事前学習会」では、パルシステムが取り組む産直についての紹介や監査人としての心構え、産地の取り組みを知ることができます。また、受講後は監査人になると、公開確認会に行くことができますので、自分の目で産地の取り組みを確かめてみてください。