食と農
2020年度〔食テーマ〕食をめぐる課題に取り組みます。2020年度〔農テーマ〕パルシステムの産直、地産地消を広げます。
3つの産地協議会 総会
当組合では3つの産地協議会を設立し、環境保全・資源循環型農業の推進、交流を通じて産地、消費地両者の地域発展に寄与することを目的に活動を行っています。毎年総会を開き、産地と消費地が連携し、産直交流をとおして互いの地域活性化を図っていくことを再確認しています。2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響ですべての総会は書面での議決となりました。
産地との交流~(有)ジョイファーム小田原~
(有)ジョイファーム小田原とは20年以上の交流があり、「農」を通じた「食育」「環境」「食のあり方」を問い、都市と農村の新たな交流をすすめるものとして、農業体験などの各種事業を展開しています。当組合とは「小田原食料と農業に関する基本協定」を締結し、協議会を設立しています。
画像は第6回「柑謝祭」の様子
産地との交流~JAいわて花巻(岩手県)・JA新みやぎ(宮城県)~
当組合では、岩手県JAいわて花巻、宮城県JA新みやぎの2つの米産地と長年交流を続けており、JAいわて花巻とは「食料と農業に関する協定」、JA新みやぎとは「宮城みどりの食と農に関する協定」を締結し、それぞれ協議会を設立しています。2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、例年それぞれの産地に行って開催している春の田植え交流、初夏の草取り交流、秋の稲刈り交流、冬の交流はすべて中止となりましたが、オンラインでの交流が行われました。
オンラインでつながる「お米の生産者と会おう!話そう!」(2020年10月10日開催)
マガンに扮したJA新みやぎの生産者リポーター
県内産地との交流~(有)山口養豚場~
当組合限定の商品『神奈川のすくすくパン豚』の産地である(有)山口養豚場は、自然豊かな清川村にあります。豚がストレスを感じにくい環境(自然に近い飼養形態・衛生管理)での養豚に取り組み、パン飼料の活用など、環境や資源を大切に安全・安心にこだわった養豚が営まれています。予約登録した組合員との料理交流会などをとおして交流を深めています(2020年度の開催は中止)。
パン豚を使った料理で交流 (画像は2019年度開催時)
県内産地との交流~(有)小川和男養鶏場~
相模原市にあるパルシステムの卵の生産者(有)小川和男養鶏場の小川さんとは、耕作放棄地を使った畑で収穫体験や近くの相模センターにて卵の料理や学習会を開催するなど、交流を深めています。
交流会の様子
県内産地との交流~(株)神奈川県農協茶業センター~
当組合オリジナルの商品チラシ『いいね!かながわ』で紹介している「足柄茶」を製造する(株)神奈川県農協茶業センター(足柄上郡山北町)とは2018年より交流を開始。「茶摘み体験」や「お茶の入れ方講習会」などを通じて商品への理解を深めています。
おいしいお茶の入れ方体験の様子
県内産地との交流~神奈川中央養鶏農協~
パルシステムでも人気商品の『産直たまご』の生産者である神奈川中央養鶏農業協同組合は神奈川県の県央に位置する愛川町にあり、15件の作業所といわれる独立採算の農場が協力して運営をしています。当組合とは卵のパック工場や農場の見学、卵の学習会などで交流しています。
~産直たまごの産地「神奈川中央養鶏農業協同組合」の見学ツアーを開催しました~(2020年10月14日、10月17日開催)
10月14日参加者の集合写真
NPO法人小田原食とみどり
NPO法人小田原食とみどりは、農業体験を中心とした交流事業をとおして、都市と農村を結び地域活性化や環境保全と地域資源が循環する社会づくりをめざす非営利活動団体です。小田原地域の耕作放棄地を活用し、農業体験 「農の学校」などを企画・運営しています。当組合は、小田原地域での耕作放棄地を活用した農業体験や生産者との交流企画などの業務を委託しています。
小田原の田んぼで「稲刈り&天日干し体験」が開催されました(2020年10月4日開催)
「さつまいも収穫体験」を開催しました(2020年11月1日開催)
小田原特産の玉ねぎを苗から育てる「小田原玉ねぎを作ってみよう!(植え付け)」を開催しました(2020年11月29日開催)
「稲刈り&天日干し体験」の様子
この季節しか手に入らない“梅の実”で梅シロップ作りに挑戦!
2020年5月、パルシステムのレシピサイト「だいどこログ」に掲載している「梅の炭酸シロップ煮」のレシピをもとに、パルシステム神奈川の職員が梅シロップ作りに挑戦しました。
こんせんくんもお手伝いに来てくれました
大豆ボランティアと『つながるゆめ納豆』
当組合では、神奈川県内でお互いのもつ資源を活用して新しい商品や事業を生み出す「農商工消連携」に取り組んでいます。納豆メーカーの(株)カジノヤが借りている耕作放棄地を当組合との共同実験農場として、神奈川中央養鶏農協の鶏糞を肥料に使い、組合員もボランティア参加して神奈川県の在来種となる津久井大豆の栽培を行っています。この取り組みは、当組合の独自商品『つながるゆめ納豆』として結実しています。
ボランティアのみなさんで記念撮影(一瞬だけマスクをはずして)
「産直小麦のホットケーキミックスを使った簡単ふわふわパンケーキ」(オンライン開催)
2021年1月13日、新横浜本部調理室にて当組合の職員が講師となり『産直小麦のホットケーキミックス』を使って家にある材料で簡単に作れるパンケーキ作りのデモンストレーションを行い、6名が参加しました。
野菜冷凍キューブでアレンジパンケーキ
食に関する上映会や講演会、学習会
パルシステムでは「“選ぶで変わる”『ほんもの実感!』くらしづくりアクション」に取り組んでいます。食を取り巻くさまざまな課題について、いっしょに考え、選択するヒントにしていただきたいと食の知識を深められる企画を開催しました。
「オンラインで学ぼう! 私たちの食卓と遺伝子組換え食品」の様子
神奈川県内の小学校で「お米の授業」
当組合では、米作りや農業の大切さを伝えるために、毎年県内の小学校を対象に「お米の授業」を実施しています。2020年度は横浜市を中心に県内8の小学校を対象に社会・総合の課題授業のなかで実施し、延べ580名の5年生が参加しました。今年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、神奈川県内の小学校は休校となり、当組合も上期の活動を中止したため、田植え前に行う「座学」や「田植え」の授業を行うことはできませんでした。
オンライン「お米の授業」の様子
「パルゆめつなごう展(オンライン商品展示会)」(2020年度商品展示会)
2021年2月27日、「パルゆめつなごう展(オンライン商品展示会)」を開催し、延べ1,026アカウントの参加がありました。「パルゆめつなごう展」とは、商品の試食や販売をとおして、つくり手と組合員との交流を行う場として毎年、多くの方が来場する人気のイベントです。今回は、コロナ禍ということで「トークリレー」と「リモート交流」の2部構成とし、初のオンラインで開催しました。
「熟成2年!味噌蔵オンライン見学ツアー&生産者秘伝の八丁味噌料理」にて
時短・簡単・失敗なし!献立のヒント
2021年3月11日、組合員が相互に毎日の食卓の悩みや工夫を話し合うオンライン交流会「時短・簡単・失敗なし!献立のヒント」を開催し、18名が参加しました。
「葉たまねぎと鶏のアヒージョ」の簡単調理を実演!
オンラインでつながろう♪「簡単ランチづくり」
2021年3月23日(火)オンラインでつながり、炊飯器で出来る「簡単ランチづくり」を行い、7名が参加しました。
カレーピラフとコーンクリームスープ完成
【組合員からの投稿】おうちでお米を育てよう!
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、20年以上にわたり、毎年開催していた岩手県JAいわて花巻、宮城県JA新みやぎとの春の田植え体験と初夏の草取り体験が中止となりました。少しでもお米作りを体験して欲しいという産地のご厚意で、春と初夏の体験交流にお申し込みいただいた組合員(希望者)を対象に『バケツ稲セット』のプレゼント企画を行い、組合員のみなさんから、苗の成長の様子について写真とコメントを投稿いただきました。
組合員から投稿された写真 (苗をバケツに植えました)
【組合員からの投稿】おうちで大豆を育てよう!
当組合では、『農商工消連携』の取り組みの一つとして、毎年、納豆メーカー株式会社カジノヤと組合員ボランティアが一緒に津久井大豆を育てています。新型コロナウイルス感染症拡大の影響から、2020年度は中止となりましたが、組合員のみなさんに、おうちでも大豆栽培を体験してもらいたいという思いから、(株)カジノヤのご厚意で『津久井大豆の種』プレゼント企画を行い、 企画にお申込みいただいたみなさんから、種まきの様子や大豆の生育状況、記入したガーデニングラベルなどの写真とコメントを投稿いただきました。
組合員から投稿された写真 (本日種まきをしました。芽が出るのが楽しみです)