食と農
2018年度〔食テーマ〕食の課題と大切さを学び、受け継ぎ、伝える。2018年度〔農テーマ〕産地の魅力を伝え、持続可能な農業への理解をすすめる。
3つの産地協議会 総会
当組合では3つの産地協議会を設立し、環境保全・資源循環型農業の推進、交流を通じて産地、消費地両者の地域発展に寄与することを目的に活動を行っています。毎年総会を開き、産地と消費地が連携し、産直交流をとおして互いの地域活性化を図っていくことを再確認しています。
三産地協議会(画像は「第10回花巻食と農の推進協議会通常総会」の様子 )
産地との交流~(有)ジョイファーム小田原~
(有)ジョイファーム小田原とは20年以上の交流があり、「農」を通じた「食育」「環境」「食のあり方」を問い、都市と農村の新たな交流をすすめるものとして、農業体験などの各種事業を展開しています。当組合とは「小田原食料と農業に関する基本協定」を締結し、協議会を設立しています。
第23回 オニオン祭(2018年5月13日開催)
生産者と育てよう!みかんの木~草取り~(2018年5月19日開催)
ぼくとわたしの梅干しづくり♪(2018年6月10日開催)
生産者とブルーベリー収穫体験(2018年8月1日開催)
柑謝祭(みかんの収穫体験交流)(2018年11月3日開催)
第23回オニオン祭にて
産地との交流~JAいわて花巻(岩手県)~
花巻農業協同組合(JAいわて花巻)は、1994年より産地交流事業を行うなかで、安全・安心な農産物を介し、産地と消費者が直接結びついた事業と運動をすすめています。当組合とは「食料と農業に関する協定」を締結し、協議会を設立しています。
春の交流~JAいわて花巻 春の交流~(2018年5月12日~13日開催)
初夏の交流~JAいわて花巻 初夏の交流~(2018年6月9日~10日開催)
秋の交流~JAいわて花巻 秋の交流~(2018年9月29日~30日開催)
冬の交流~JAいわて花巻 冬の交流~(2018年12月1日~2日開催)
オリジナル正月飾りを作ろう!(2018年12月19日開催)
しめ縄作り体験
産地との交流~JAみどりの(宮城県)~
みどりの農業協同組合(JAみどりの)は、生産者と消費者が一体となって資源循環型・環境保全型社会を構築し、心豊かで快適な生活空間を創造するためにさまざまな交流を行い、両者の地域発展に寄与する取り組みを展開しています。当組合とは2009年「宮城みどりの食と農に関する協定」を締結し、協議会を設立しています。
春の交流~田植え!春の体験(JAみどりの)~(2018年5月26日~27日開催)
初夏の交流~JAみどりの初夏の交流~(2018年7月7日~8日開催)
宮城みどりの食と農の推進協議会 第9回総会と田んぼの生きもの調査(2018年7月11日開催)
秋の交流~秋の稲刈りツアー(JAみどりの)~(2018年10月6日~7日開催)
冬の交流~冬の産地体験ツアー(JAみどりの)~(2019年1月19日~20日開催)
「JAみどりのパルシステム米栽培研究会」が『平成30年度未来につながる持続可能な農業推進コンクール』で生産局長賞を受賞(2019年3月15日)
秋の稲刈りツアーの様子
県内産地との交流~神奈川中央養鶏農協~
パルシステムでも人気商品の『産直たまご』の生産者である神奈川中央養鶏農業協同組合は神奈川県の県央に位置する愛川町にあり、15件の作業所といわれる独立採算の農場が協力して運営をしています。当組合とは卵のパック工場や農場の見学、卵の学習会などで交流しています。
卵のパック工場見学ツアー(2018年6月23日開催)
たまごのおいしさ大研究(2018年7月26日開催)
鶏舎のことや飼育方法も教えていただきました
県内産地との交流~(株)神奈川県農協茶業センター~
2018年6月24日、当組合オリジナルの商品チラシ『いいね!かながわ』で紹介している「足柄茶」を製造する(株)神奈川県農協茶業センター(足柄上郡山北町)と初めての産地交流を開催。「茶摘み体験」などを通じて商品への理解を深めました。
茶摘み体験の様子
県内産地との交流~(有)小川和男養鶏場~
相模原市にあるパルシステムの卵の生産者(有)小川和男養鶏場の小川さんとは、耕作放棄地を使った畑で収穫体験や近くの相模センターにて卵の料理や学習会を開催するなど、交流を深めています。
たまごのおいしさ伝えたい!(2018年7月7日開催)
たまごのおいしさ伝えたい!(おとな限定企画)(2018年11月7日開催)
たまごの学習会の様子
県内産地との交流~(有)山口養豚場~
当組合限定の商品『神奈川のすくすくパン豚』の産地である(有)山口養豚場は、自然豊かな清川村にあります。豚がストレスを感じにくい環境(自然に近い飼養形態・衛生管理)での養豚に取り組み、パン飼料の活用など、環境や資源を大切に安全・安心にこだわった養豚が営まれています。予約登録した組合員とのバーベキュー交流会などをとおして交流を深めています。
神奈川のすくすくパン豚 登録者限定バーベキュー交流会(2018年8月22日開催)
神奈川のすくすくパン豚の秘密を知る!(2018年10月16日開催)
パン豚を囲んでみんなでバーベキュー
県内産地との交流~三浦半島EM研究会~
三浦半島EM研究会は、神奈川県内でも温暖な地域で知られる三浦半島に位置し、EM(有用微生物群)を活用して野菜づくりに取り組んでいる生産者のグループです。「おいしく、健康に良い野菜は土づくりから」をモットーに取り組む生産者との交流が深まっています。
三浦の冬野菜を収穫しに行こう!(2018年12月14日開催)
大根の収穫を体験
県内産地との交流~神奈川県漁連~
神奈川県内の水産物の産地交流として、葉山漁業協同組合の葉山漁港にて、わかめの植え付けと収穫体験で交流しています。交流を通じて「漁業」への理解を深め、県内産直を強化し、商品利用促進を目的としています。
生産者といっしょに
産直産地との交流~JA遠州中央~
2018年5月25日、パルシステムで青果の取り扱いがある静岡県西部の産地、JA遠州中央と初めての産地交流『春のいちご収穫体験ツアー』を開催。野菜や果物について理解を深め、産地を身近に感じることができました。
いちご収穫体験ツアーの様子
産直産地との交流~三里塚農法の会~
2018年6月8日、千葉県の産直産地「三里塚農法の会」より生産者3名を招き『安全安心な野菜をつくるこだわり』を開催。コア・フードの野菜を生産するこだわり、農薬を一切使用していない栽培方法のための努力や工夫が語られ、試食で用意した野菜をいただきながら、生産者と交流を深めました。
生産者を囲んで記念撮影
産直産地との交流~佐原農産物供給センター~
佐原農産物供給センターでは、全体の70%がパルシステムのエコ・チャレンジ基準の農産物となっています。毎年収穫祭や女性生産者「農め〜くくらぶ」による料理教室などで、生産者と組合員(消費者)がお互いの理解を深める交流を行っています。
女性生産者とのお料理教室(2018年9月19日開催)
秋の収穫祭(2018年11月3日開催)
収穫祭で人参を収穫
NPO法人小田原食とみどり
NPO法人小田原食とみどりは、農業体験を中心とした交流事業をとおして、都市と農村を結び地域活性化や環境保全と地域資源が循環する社会づくりをめざす非営利活動団体です。小田原地域の耕作放棄地を活用し、農業体験 「農の学校」などを企画・運営しています。当組合は、小田原地域での耕作放棄地を活用した農業体験や生産者との交流企画などの業務を委託しています。
小田原玉ねぎオーナー(収穫)(2018年5月20日開催)
小田原玉ねぎオーナー(収穫)の様子
食・農に関する学習会
パルシステムでは「“選ぶで変わる”『ほんもの実感!』くらしづくりアクション」に取り組んでいます。食を取り巻くさまざまな課題について、いっしょに考え、選択するヒントにしていただきたいと食の知識を深められる企画を開催しました。
「遺伝子組換え食品って?」(2018年8月29日開催)
「食品添加物と食品表示の大切な話」(2018年12月3日開催)
食の学習会「パルブランドのおいしさの秘訣」の様子
組合員ボランティアと『つながるゆめ納豆』
当組合では、神奈川県内でお互いのもつ資源を活用して新しい商品や事業を生み出す「農商工消連携」に取り組んでいます。納豆メーカーの(株)カジノヤが借りている耕作放棄地を当組合との共同実験農場として、神奈川中央養鶏農協の鶏糞を肥料に使い、組合員もボランティア参加して神奈川県の在来種となる津久井大豆の栽培を行っています。この取り組みは、当組合の独自商品『つながるゆめ納豆』として結実しています。
原料大豆の種まき(2018年6月23日開催)
原料大豆の草とり(2018年7月21日開催)
原料大豆の草とりと枝豆の試食(2018年10月6日開催)
2018年度『つながるゆめ納豆』大豆ボランティア取り組みのご報告
ボランティアといっしょに大豆畑の草取りと枝豆の試食
タオルを贈る運動
「生乳の風味が生きた牛乳を飲みたい」という想いと、「おいしい牛乳作りには、清潔なタオルが必要」という生産者の言葉をきっかけにスタートした「タオルを贈る運動」。33回目となった2018年度は、5月7日から18日の2週間で当組合の組合員から10,459本のタオルと777枚のメッセージが寄せられました。
乳房の清拭にタオルは欠かせません
神奈川県内13の小学校で「お米の授業」
当組合では、米作りや農業の大切さを伝えるために、県内13の小学校を対象に5年生の社会・総合の課題授業のなかで「お米の授業」を実施しています。2018年6月に「田植え授業」を実施。その後は、小学校と連絡をとり必要に応じてサポートを行うなどしながら、生長を見守り、10月には「稲刈り授業」を行いました。
指先でしっかり持って、第二関節ぐらいまでまっすぐ植える
『いただきます』上映会参加者対象・みそづくり体験会♪
2018年1月~9月の期間、昨年度のパルゆめシアター第4弾『いただきます~みそをつくるこどもたち』上映会参加者を対象とした「みそづくり体験会♪」を開催し、12名~14名の組合員のみなさんが、新横浜本部にてみそづくりを行いました。
できあがったみそを試食「おいしい~!」
パルゆめシアター『2018食の映画祭』
2018年5月28日、海老名市文化会館にてパルゆめシアター『2018食の映画祭』を開催し、午前・午後のべ150名を超えるみなさんが参加しました。アメリカを舞台に大量生産によるコスト削減などの食の生産の現状を明らかにする『フード・インク』、ヨーロッパ5カ国を旅し、廃棄予定の食材で料理を振る舞うことで意識を変革する『0円キッチン』の2本を上映しました。
理事による「『ほんもの実感!』くらしづくりアクション」の説明
公開確認会・監査人講習会
「自分の口に入るものはまず自分の目で確かめたい」との組合員の声で1999年に始まった「公開確認会」は、消費者である組合員が産地を訪れ、農畜産物の生産方法や安全性への取り組みを直接確認するパルシステム独自の取り組みです。生産状況などを正確に把握するため、組合員は事前に「監査人講習会」を受講してから産地に赴きます。栽培の記録や書類の整備、栽培のこだわりなど、生産者の日ごろの努力を監査人である組合員自身が確認することで、生産者と消費者(組合員)は深く理解し合い、課題を共有し、産地のレベルアップと更なる安全性の向上をめざすきっかけとなっています。
公開確認会 初級監査人講習会(2018年6月29日開催)
公開確認会 中級監査人講習会(2018年9月14日開催)
鹿児島くみあいチキンフーズ公開確認会(2018年10月12日~13日開催)
鹿児島くみあいチキンフーズ公開確認会の様子
青空マーケットinあさお
「青空マーケットinあさお」は、県内でつくられる商品や、当組合がすすめる農商工消連携の取り組みを地域の方に紹介する場となっています。このほかにも、県内や地域で地場野菜を育てている生産者や地域のお菓子のお店など、パルシステムの産地・メーカー以外からも参加していただき、地域のさまざまな団体、世代の人々が集い、交流できる場となっています。
青空マーケットinあさお(2018年6月9日開催)
青空マーケットinあさお(2018年12月8日開催)
青空マーケットinあさおの様子
ゆめランチ
「ゆめランチ」は、パルシステム商品や組合員活動をはじめ、当組合のさまざまな取り組みを紹介し、知っていただく場として、また、利用方法についてのアドバイスを行い、疑問を解消して組合員として長く利用していただくことを目的に、新規組合員に向けて2012年度より開催しています。昨年度からは、パルシステムの取り組みへの理解をより深めていただくために、長期利用者や「タベソダ」利用者など、さまざまな組合員を対象に開催しています。
20~30代の組合員を対象にした「ランチ交流会」(2018年7月18日開催)
ランチ交流会の様子
センター祭り・地域祭り
毎年数カ所の配送センターでセンター祭りを開催し、組合員や地域の方々と交流しています。商品の試食や活動の展示を通じてパルシステムの取り組みを多くの方々へ伝えています。2018年度は横須賀センターと宮前センターでセンター祭りを開催したほか、小田原で地域祭り「OPENパルおだわら」を開催しました。
地域祭り「OPENパルおだわら」(2018年9月9日開催)
食べてさわって新発見!「よこすかセンター祭り」(2018年9月22日開催)
宮前センター「ウキウキ 秋のみやまえまつり」(2018年10月27日開催)
「OPENパルおだわら」の様子
「パルゆめつなごう展」(2018年商品展示会)
2018年11月24日、横浜市西区のパシフィコ横浜にて「パルゆめつなごう展」(2018年商品展示会)を開催し、約3,000名の来場者でにぎわいました。「つくり手の想いを あなたへ 未来へ」をテーマに、商品カタログでおなじみの商品やメーカーが大集合。メーカー担当者と来場者のやりとり、「SDGs」「エシカル」「アニマルウェルフェア」「Non-GMO(非遺伝子組換え作物)」を楽しく学べるクイズラリーなども行われ、活気にあふれました。
お正月商品の試食
第30回パルシステム生産者・消費者交流会
2019年3月8日、横浜市港北区の新横浜国際ホテルにて「第30回パルシステム生産者・消費者交流会」を開催し、産地や関係団体から80名、組合員87名、理事役職員33名の計200名 が参加しました。
なごやかな交流タイム
パルシステム神奈川ゆめコープ組合員限定の商品チラシ『いいね!かながわ』
産地訪問などを通じて神奈川県を中心とした作り手との交流が深まるとともに、「交流会で出会った生産者(産地)の商品がほしい、お届けしたい」「神奈川県を応援したい」などの多くの声がありました。そうした声にこたえ、当組合の組合員限定で月に1回、『いいね!かながわ』商品をお届けしています。
『いいね! かながわ』
意見書など
「ゲノム編集技術の利用により得られた生物のカルタヘナ法上の整理及び取扱方針について(案)」に対する意見
2018年10月19日、政府へ「ゲノム編集技術の利用により得られた生物のカルタヘナ法上の整理及び取扱方針について(案)」に対する意見を提出しました。
「遺伝子組換え表示制度に係る食品表示基準の一部改正案」への意見
2018年11月8日、消費者庁へ「遺伝子組換え表示制度に係る食品表示基準の一部改正案」への意見を提出しました。消費者の知る権利・選ぶ権利を保障する遺伝子組換え表示を求め要望を出しました。
「ゲノム編集技術を利用して得られた食品等の食品衛生上の取り扱い」に係る意見
2019年2月18日、厚生労働省に対し、「薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会新開発食品調査部会 報告書(案) ゲノム編集技術を利用して得られた食品等の食品衛生上の取扱いについて」に係る意見を提出しました。
2019年度神奈川県食品衛生監視指導計画(案)への意見
2019年2月28日、食の安全、安心の確保を図るため、神奈川県に対し、食品営業施設に対する立入検査や食品等の抜き取り検査の計画などを定めた「2019年度神奈川県食品衛生監視指導計画」に係る意見を提出しました。