社会的な課題や身近なくらしの課題解決に向けて、〔食と農、くらし・福祉、環境、平和〕のテーマに沿って事業活動や組合員、諸団体と連携して取り組みます。

平和

核兵器廃絶の実現に向けた活動を行います。また、子ども・若者たちとともに、人権や平和について身近な問題として考える機会をつくります。

ピースリレー(平和行進)

核兵器のない平和で公正な世界の実現を呼びかけながら、全国と広島・長崎をリレーでつなぐピースリレー(平和行進)。神奈川県内の運営は「神奈川県原爆被災者の会」「国民平和行進実行委員会」パルシステム神奈川を含む「神奈川県民ピースリレー実行委員会」の3者で行っており、ピースリレーには「平和の願いをリレーしていく」という思いが込められています。

大船観音「原爆慰霊碑」の前で

折り鶴ボランティア

2024年4月~5月の間、お家でできるプチボランティア「折り鶴ボランティア」を募集し、今年もたくさんの方にご協力いただきました。2024年も多くの応募があり、120名の方が平和への願いを込めて折り鶴を折ってくださいました。みなさんの想いがこもった折り鶴を束ねて千羽鶴をつくり、ピースリレー(平和行進)の際に神奈川県在住被爆者の原爆慰霊碑がある「大船観音」へ献納しました。また、8月のスタディツアーの際に被爆地の「広島」「長崎」にも献納しました。

ご協力いただいた折り鶴は立派な千羽鶴に

第5次指定募金「児童婚を終わらせる『ガーナ指定募金』」

パルシステム神奈川では、神奈川県ユニセフ協会が取り組む、国や地域・使途を限定した指定募金に協力し、第5次指定募金として2024年度から2028年度の5年間は、「児童婚を終わらせる『ガーナ指定募金』」の呼びかけを行っています。

北東部マンプルグ・モアグドゥリのタンタラでカヤヨの女の子たちと交流するPASSプロジェクトのメンター

2024オンライン「子ども平和会議」

2024年8月4日、日本生活協同組合連合会主催・2024ピースアクションinヒロシマ・ナガサキ オンライン「子ども平和会議」がオンラインと会場のハイブリッド形式で開催されました。日本中の小学3年生~高校3年生が平和について学び、「争いごとをなくすために私たちにできること」をテーマにグループトーク交流を行い、当組合からはオンラインで3名のお子さんが参加しました。

多くの参加者が交流しました

平和を考えるワークショップ

当組合では、核兵器による被害を次世代へもきちんと伝える「継承」と「自分事として考えること」が、核兵器廃絶のために非常に重要なことであると考え、子どもたちに向けたワークショップを開催しています。

真剣に協議する参加者

ヒロシマ親子平和スタディツアー

「広島平和記念日」に広島の原爆被害の実相を学ぶため、毎年8月5日~8月7日の日程で「ヒロシマ親子平和スタディツアー」を実施。ヒロシマ親子平和スタディツアーは、神奈川県内の生協(ユーコープ・生活クラブ生協・やまゆり生協・富士フィルム生協・パルシステム神奈川)が神奈川県生協連合会と協力して運営を行っています。

周囲に蓮が植えられた「平和の鐘」を見学する参加者

2024原爆と人間展

2024年8月25日から28日、横浜そごう前の新都市プラザにて、神奈川県原爆被災者の会、原水爆禁止神奈川県協議会と神奈川県内の生協が連携して取り組む「2024原爆と人間展」が開催され、3日間で7,289人が来場しました。

会場の様子

県内の戦跡日吉台地下壕を歩こう

2024年10月9日、ボランティアガイドの方とともに10人くらいのグループに別れ、神奈川県内の戦跡日吉台地下壕を見学しました。(川崎北エリア主催)

戦争や平和について考える講演会

2025年2月8日、新綱島スクエアにあるミズキーホール(横浜市港北区)にて開催した「パルっていいね!!フェス」内で、ジャーナリストで映画監督の三上智恵氏による講演会「戦雲に覆われる日本列島~要塞化は南西諸島だけではない」を開催。2015年から沖縄・南西諸島をめぐり取材を続けてきた三上氏の言葉は、大変重く、世界情勢からみる日本の状況をあらためて捉えなおす機会となりました。

沖縄の現状を語る三上智恵氏

ウクライナ避難民への支援活動

ウクライナ紛争勃発後、神奈川県へ避難された方々に対して当組合は2年間食支援を実施しました。現在は、支援のひとつとして「交流会」の実施をとおして、支援団体の紹介や日本文化に触れていただく活動を行っています。その1企画として2025年2月16日、新横浜本部にて「書道教室」を開催し、20名が参加しました。

書道を学んでいただきました

憲法について考えるワークショップ

2025年3月1日、当組合横浜北センターにて憲法は私たちのくらしにどのように作用しているのか、かるたで遊びながら学びを深める「かるたでまなぶ~憲法ってなに?~ワークショップ」を開催し、15名が参加しました。講師は中学校社会科教諭である木戸冬彦さんに務めていただきました。

イラストがかわいい憲法かるた

他団体と連携した国際支援活動

「絵本の翻訳シート貼り」や「書き損じはがきの回収・仕分け」など、他団体と連携した活動を通じて、世界のこどもたちの学習支援や就学支援に貢献しています。

書き損じハガキの仕分け

明治大学平和教育登戸研究所資料館 見学ツアー

2025年3月29日、明治大学生田キャンパス(川崎市多摩区)内にある「明治大学平和教育登戸研究所資料館」の見学ツアーを行いました。
戦前に旧日本陸軍によって開設された研究所の建物では、現在資料館として当時の開発・研究内容の展示が行われています。

実物1/10の風船爆弾模型

意見書など

日本被団協のノーベル平和賞受賞を祝福します

ノルウェーのノーベル平和委員会は2024年10月11日(金)、核兵器のない世界を実現するための努力と核兵器が二度と使用されてはならないことを証言によって示してきたことを評価し、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)に2024年のノーベル平和賞を授与すると発表しました。当組合は、受賞した日本被団協に心から敬意を表するとともに、心よりお祝いを申し上げます。