社会的な課題や身近なくらしの課題解決に向けて、〔食と農、くらし・福祉、環境、平和〕のテーマに沿って事業活動や組合員、諸団体と連携して取り組みます。

平和

核兵器廃絶の実現に向けた活動を行います。また、子ども・若者たちとともに、人権や平和について身近な問題として考える機会をつくります。

平和を考えるワークショップ

当組合では、核兵器による被害を次世代へもきちんと伝える「継承」と「自分事として考えること」が、核兵器廃絶のために非常に重要なことであると考え、子どもたちに向けたワークショップを開催しています。

新聞読み比べワークショップで講師のお話を聞く参加者

ピースリレー(平和行進)

核兵器のない平和で公正な世界の実現を呼びかけながら、全国と広島・長崎をリレーでつなぐピースリレー(平和行進)。神奈川県内の運営は「神奈川県原爆被災者の会」「国民平和行進実行委員会」パルシステム神奈川を含む「神奈川県民ピースリレー実行委員会」の3者で行っており、ピースリレーには「平和の願いをリレーしていく」という思いが込められています。

県庁へ向かって行進の様子

2023ヒロシマ親子平和スタディツアー

2023年8月4日から6日の3日間、核兵器廃絶と平和の大切さを考え、伝えることを目的とした神奈川県生活協同組合連合会主催のスタディツアーに、13組の親子が参加しました。
神奈川県内の5生協(ユーコープ・生活クラブ生協・やまゆり生協・富士フィルム生協・パルシステム神奈川)が神奈川県生協連と協力して運営を行い、78年前、原爆が投下された広島の「被爆の実相」について学ぶことができました。
また、参加者が感じたこと、考えたことを発表する報告会「2023ヒロシマ・ナガサキ平和スタディツアー報告会」を8月26日に実施しました。

広島平和都市記念碑 向こう側には原爆ドームが見えます

2023原爆と人間展

2023年8月25日から28日、横浜そごう前の新都市プラザにて、神奈川県原爆被災者の会、原水爆禁止神奈川県協議会と神奈川県内の生協が連携して取り組む「2023原爆と人間展」が開催され、約1万人が来場しました。

展示を見つめる多くの来場者

明治大学平和教育登戸研究所資料館 見学ツアー

2023年12月9日、明治大学生田キャンパス(川崎市多摩区)内にある「明治大学平和教育登戸研究所資料館」(以下、登戸研究所資料館)の見学ツアーを開催し、組合員20名が参加しました。
学校では教わらない事実を知る、戦争が人間をどのように変えてしまうのか、そして場合によっては理性と人間性を喪失しかねない機能をもってしまう科学技術と戦争とのかかわり方を考える場となり、戦争のない平和な世界への願いを後世に語り・引き継ぐことの大切さを学ぶ機会となりました。

「動物慰霊碑」を見学

平和・国際フェスタ「ハートカフェ 」

2024年2月3日、みどりアートパーク(横浜市緑区民文化センター)にて平和・国際フェスタ「ハートカフェ」を開催し、430名が来場しました。
平和・国際フェスタ「ハートカフェ」は、世界各国の文化に触れる交流イベントです。地域で活動している団体や個人と連携し、国内や世界の多様な社会的課題のもとにくらす人たちの存在を知り、平和に関するワークショップや映画上映を通じて平和と国際問題について考える場となっています。

ワークショップ「アフリカの打楽器演奏体験」

他団体と連携した国際支援活動

「絵本の翻訳シート貼り」や「書き損じはがきの回収・仕分け」など、他団体と連携した活動を通じて、世界のこどもたちの学習支援や就学支援に貢献しています。

書き損じはがきを金額ごとに仕分け中

「暴力と虐待から子どもを守る」カンボジア指定募金(ユニセフ指定募金)の報告

パルシステム神奈川では、神奈川県ユニセフ協会が取り組む、国や地域・使途を限定した指定募金に協力し、第4次指定募金として2019年度から2023年度の5年間は、カンボジア指定募金の呼びかけを行っています。最終年度である2023年度は総額900,459円の募金が寄せられ、5年間の募金総額は6,930,132円となりました。みなさまのご理解とご協力、誠にありがとうございました。(2024年3月8日報告)

「ポジティブ生徒指導法」による授業の様子

ピースアクションinオキナワ~第41回沖縄戦跡・基地めぐり

2024年3月27日~29日の3日間、沖縄戦の歴史と米軍専用施設の約70%が集中する沖縄の現状、抱えている諸問題、これからの平和をめぐる課題について考えるツアーに、パルシステム神奈川の理事・職員が参加しました。日本生活協同組合連合会と沖縄県生活協同組合連合会が主催するピースアクションinオキナワは、5年ぶりに組合員参加を含めた全国集会を企画し、参加者総数182名での実施となりました。

戦闘機が訓練をしていた嘉手納基地

意見書など

イスラエルとパレスチナにおける武力行為の即時停止と人道支援に向けた積極的な関与、 平和的解決に向けた各国への働きかけを求める要請書

日本国政府として一刻も早い武力行為の停止の実現へ向けた積極的な関与と、すべての人々が継続的に安心して過ごせる生活を早急に取り戻すための人道支援、対話による平和的解決を図るための迅速な実行と積極的な関与で、国際社会の一員としての役割を発揮することを強く求めます。

藤沢市議会に陳情書

当組合では、神奈川県生協連および神奈川県原爆被災者の会とともに、藤沢市にも日本政府に対して、核兵器保有国も核兵器禁止条約締約国会議の場の話し合いに参加できるよう、橋渡しとしての役割を担うように求める陳情書を提出。2024年3月27日、藤沢市議会本会議にて議案提案され、賛成多数により可決されました。